社会福祉法人同愛会 まちなと
生活支援員

職員 T・Sさん

まちなとは、知的・身体障害のある方の日中活動と生活を支援する事業所です。
新入社員として同愛会に入社し、まちなとでの業務は今年で5年目になります。

職員 T・Sさん

インタビュー

主な仕事内容を教えてください。

私は日中はパン工房の作業場、夜間や休日はグループホームで、障害を持った方たちへの支援をしています。利用者が持つ能力や障害特性は個人によって様々です。
パン工房の皆さんも例えば秤が使える人は粉の計量、手先の器用な人はお菓子の包装など、それぞれの得意分野を活かして役割分担しながら働いています。そのような中で「○○さんはこんな支援があればこんなことが出来るのではないか。」と日々考えながら利用者と一緒に新しいことに挑戦しています。
クリームパン作りで生地をとじる際にクリームがはみ出してしまうことがあったAさん。職員が先に2,3か所だけとじたものを渡すとはみ出すことなく綺麗に成型できるようになりました。ほんの少しの気づきや介入で出来ることが広がる、そんなきっかけ作りがこの仕事の醍醐味だと思います。

職員 T・Sさん

仕事をやっていて一番嬉しかったエピソードがあれば教えてください。

入社2年目のとき、Bさんがグループホームに入所されました。Bさんにとって初めての家族以外との共同生活。はじめは買い物に行くにも一苦労で、欲しいものが買えないとなるとスーパーの中をぐるぐると行き来し顔を真っ赤にして訴えるBさん。どう対応すべきか悩む日々が続きました。
しかし先輩職員と相談する中で、これまで出来ていたことが急に制限されるようになったBさんには大きな不安や戸惑いがあるのではと気づきました。それからは忍耐強くBさんと向き合い、最初の頃からは考えられないぐらいに落ち着いて一緒に買い物が出来るようになりました。そして「できましたね!」と声をかけた時のBさんの嬉しそうな表情を今でもよく覚えています。このような瞬間に間近で立ち会えることがこの仕事ならではの楽しみだと感じています。

職員 T・Sさん

この職場で働くことを選んだ決め手とは。

私は当初、高齢者の施設での就職を検討していました。しかし大学に来ていた同愛会の方の説明会に参加し、障害を持った方の可能性に限界を決めず様々なことに取り組まれている姿勢に興味を持ちました。そこから実際に法人の見学もさせていただき、それまで知的障害のある方との関わりはなかったものの、地域に根差したグループホームでの生活についてもっと知りたいと思うようになりました。
 また元々は地元での就職を考えていたため関東に出ることへの不安もありましたが、職員の方の「ここで学んだことをいずれは地元で活かすという形もある」という言葉を聞いて気持ちが楽になりました。横浜だけではなく全国の障害者福祉へも視野を広げる同愛会で働けることは貴重な経験だと思います。

職員 T・Sさん

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